私にとって大昔の話だが、完成原稿2作目までの頃は現代以上に仕上げに時間がかかっていた。完成した時のイメージを考えるのに慣れていない事や、それに伴う画面の描き込みが足りないので、トーン地獄になりかねなかった*1。
アナログ原稿なので、トーンは何を貼れば良いか分からないし、トーンは費用がかさばるので、気楽に試せない。貼ったとしてもイメージが違うので、貼り直しにもなる。
その後完成原稿を重ねて、デジタル作業を取り入れた現在。
レイヤーをしっかりと使えば、比較的気軽にトーンを試す、背景を試す、という事が可能となった。手戻りにかかる時間も減った。これは実に便利だな、と思う。勿論、まだ使いこなせる程に習熟した訳ではないので、日々発見を感じながらの作業。
つい最近では、グラデーショントーンの貼り方は要領を得なかったので、
を参考にしていた。毎回、やりたい機能があれば検索して調査する*2のが習慣となり、それにも慣れ始めてきた。全て網羅する程習熟していないので、今回は諦めて利用しない機能もあるが、作品を重ねる事で、少しずつ覚えられるように努めたい。
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*1:その後、少しでも描き込みを増やしていこうと言う事を意識していくのだが、それは作品数を重ねた事や持ち込みの時に対応して頂いた編集者からの鋭い突っ込みを経ていたのが大きな理由だし、トーン地獄はこりごり、と思うようにもなっていた為だった。
*2:お金に余裕があれば、CLIP STUDIO PAINT EXの技法書も買いたいのだが、当分は検索して調査するで充分だと考えている。少なくとも今の作品を仕上げてから購入する方が、購入した本をしっかりと利用できると思うので、いつも書いている通り、まずは今の作品を仕上げる事からが最優先。