趣味であろうと何であろうと、描いた経験自体は浅いと自己評価しているので、稚拙な原稿の水準に対する嫌悪感等で心は削られる。これは私1人だけが抱く感情では無く、漫画を描くという作業を経験する誰もが抱く感情だと思う。
こうした感覚は、経験を積めば心を削られる感覚は無くなるのだろうか? と言う事も考える。
相当前に初めての漫画原稿を描き上げた頃もそういう事を感じていた物だった。完成に向かう中で、イメージしていたクオリティーと実際に出来上がりつつあるクオリティーの落差に心削られる想いだった。
それでもその当時に最後まで完成させたのは、
- 投げ出せば完成できなかった事を悔やむ
- 完成させたら、次はもっとよい(マシな)作品を作り上げたい
という気持ちを抱けたからだった。完成させた後、恥ずかしい気持ちはありながらも、心を削られる感覚は収まっていた。といった流れを何作か繰り返していた。その後は長い間描いていなかった。それで今は久々に描いている。
描く程に不甲斐ない自分を嘆きながら、最後まで描く。好きじゃないと出来ない*1。過去にそう感じながら、今もそうやって描いている。そして前にも抱いていた、
- 投げ出せば完成できなかった事を悔やむ
- 完成させたら、次はもっとよい(マシな)作品を作り上げたい
気持ちを抱きながら仕上げに向かっている。
いずれにせよ、何作も完成させて徐々に上手くなってより良い物を描ける状態になる為にも、今を頑張らねばならない。
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*1:プロ・アマ問わず何作も描いている人は描くのが好き、という人が大半であると考えている。