元々、漫画を描く時にネームは描き込みをしない方だった。
面倒だから、原稿用紙で描けば良いという考えだった。しかし、大分前の話で、話し合いながら作るという経験を本格的にちゃんとやれた時に分かったのは、ネーム段階である程度の描き込みがあれば、下描きで効率的により良い絵を作れる事もある、という事だった。
そうしてネームの描き込みをちゃんとやれた時はちゃんと正式な下描きも進み、そのままペン入れ・トーン貼り等の仕上げまでやり通せていた。
私1人で作業をしようとして宙ぶらりんとなった作品等では、仕上げの工程で迷い等が多々発生していた。結局、1人で考えて1人でやるにしても経験不足からの迷いは多く、かえって時間をかけてしまう事に繋がるのだな、と振り返っている。
いずれにせよ、今回は自分自身の中でもネームは大分順調だったので、その分手間暇を少しかけても良いと考えて、ネームへの描き込みを行うという話となる。
作品のプロット・企画、ネームの手応えについては、完成までは行けるものだと信じている。結果を出すのが無論大切なのだが、今の私は完成させていく事からやらねばならないので、1つ1つの工程をしっかりと、そして過去の成功体験もしっかりと的確になぞる事をして、進めていきたい。
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